矯正歯科Q&A
こどもの歯並びについて
こどもの歯並びをよくしたいのですが。
こどもの歯並び矯正は、適切な時期に適切な方法で行うことが大切です。
特に、7歳~11歳の頃に行う「1次矯正」が、顎の発達を利用してスムーズな矯正ができるのでおすすめです。
まずは歯の状態や顎の骨格などをしっかり検査・分析して、理想のゴールを決めましょう。当院では、効果が高いワイヤーを使用した矯正装置を利用しています。
こどもの歯並びが悪いと、どのような悪影響がありますか?
歯並びが悪いと、歯がガタガタになって重なり合う部分が出てきます。そこには歯磨きが行き届かないので、虫歯や歯周病になりやすくなります。また噛み合わせが悪くなることで顎関節症のリスクも増えます。
そして前歯が飛び出す「出っ歯」や「受け口(反対咬合)」の場合は、見た目の問題によって心理的に悪影響が及びます。口が開くことで歯肉に菌が繁殖しやすくなり、歯肉炎になりやすいのも問題です。
こどもの時に矯正をはじめたほうがいいのはなぜですか?
20代までならまだ矯正もしやすいのですが、それ以上の年齢になると、歯周病など別の病気が出てきて、矯正治療に支障が出てくる場合があります。
こどもの時の矯正は、顎の発達を利用してスムーズに歯並びを整えることができますが、大人の場合は歯が硬くなり、矯正で動きにくくなるのが難点です。
こどもの矯正の期間や費用はどれくらいかかりますか?
矯正期間や費用は、人それぞれで個人差があります。
基本的に矯正期間は、1次矯正が4年ほど、永久歯が生えそろう2次矯正で4~5年といわれていますが、これも個人によって異なります。特に障害を持つこどもの場合だと、さらに矯正期間が変わってきます。
矯正費用は、矯正方法や期間によって変動するので、詳しくはご相談ください。
こどもと一緒に矯正を始めたいのですが・・・
当院は小児歯科ではありますが、大人の方も多く通院されています。親子一緒に矯正治療を始められても問題はありません。